チェルフィッチュ「目的地」
岸田戯曲賞の受賞で初めてその存在を知った、
劇団
チェルフィッチュと岡田利規氏。
野田秀樹、岩松了ら、選者が皆絶賛している理由は何だろう。
とにかく、一度、観てみなければ、と
これも初めて駒場アゴラ劇場へと向かった。
俳優が舞台に出てきて、話しを始める。
それは、いわゆる”舞台俳優”が発する”せりふ”とは性質の異なる、
”ふだんの言葉”。
そして、発する言葉とは無関係とも思える体の動き。
それは舞台で初めて目にするものだった。
でも考えてみると、それは普段、日常生活の中での友人とする会話や体の動きにとても近い。
理路整然、とは対極にある、だらだらと、行きつ戻りつ、
自分で何を言っているのかわからなり、言い訳をし、何度も同じことを繰り返し、
時には途中で何かを思い出し、そんな風に話しをしている。
そして話している内容とは無関係に、手をぶらぶらさせたり、
首を鳴らしたり、ボールペンをくるくる回したり、何かしら体を動かしたりする。
そのことに気づいて、初めて舞台の上でそれを試み、演劇、として成立させた岡田氏は
やはりすごい、と思う。
同じ話しの繰り返しのようでいて展開してゆくストーリー、話者としての俳優の入れ替わり、
どれもとても緻密に計算されている。
こんな、やり方があったのか!
すごい、すごいよ、岡田くん!
あと、いけてない、いす君?を演じた(猫も)彼が、すごくよかった。
Posted by pyon1969 at 23:10
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